これから、マイホームを建てる人へのメッセージ

資産形成する人の間では、「マイホームを建てることは負債を増やすだけでメリットはなにもない」というのが、定説のように言われています。

しかし、私は、マイホームを購入しました。もちろん一生の給与をかけて、これがゴール!っていう気概ではありませんが、医師という仕事であれば、一般的な資産形成家とちがって、負債をある程度おってでも、良い生活をするのは、無しではないと考えています。

そもそも、誰が言い出したかもわからない情報発信源不明な情報で、かつ、その対象としている人がわからない(一般的なサラリーマン投資家を対象にしているのか、医師のようなある程度年収の高い人も対象にしているのか?)情報を、そのまま鵜呑みにするのは、否定的に論文
を読むように教育されているものとしては信じるわけにはいきません。

また、論文を引用する(人の考えを、飲む)にしても、個々の対象に応じて考慮するべきです。
家建てたし、保険も入ってますよ! 今回、家を建ててみて感じたことをお伝えします。

マイホームのメリット

マンションとの大きな違いは、子供がいるのであれば上下左右の音をそれほど気にしなくていいことです。

私の場合は、走り回る子供を上下の人のことを気にして『やめなさい』というのは、自分もされてこなかったことなので、自分の子供にするつもりはありません。もちろん、マイホームでも近所にめぐまれないというリスクはありますが、ある程度距離が開いている以上、マンションよりは騒音リスクが少ないというのは、明確かとおもいます。

自分に見合うマイホームを

マイホームは、都市部と田舎ではコスト含め大きく意義が異なります。 都市部で建築を考える場合には、覚悟が必要かもしれませんね。

私の肌感覚では、こういったそれぞれの、症例に応じた対応の違いを考慮せずに、一律に「マイホームは資産形成に対して悪である」とすることは大きな間違いと感じます。

また、マイホームは大きな買い物です。今後数十年に渡り、ご自身の収入をロックされる方も多いと思いますので、ご自身のin/outを計算した上での購入がお金の奴隷にならずにすむ最善の方法と考えます。その際も、税引後の収入で考えるべきです。

【これだけ】身に付けておくべき税金の知識

思いっきりがないと買えないのも、マイホーム

一方で、ある程度の思い切りがないと買えないのも事実です。

よくフィナンシャルプランナー1級が教える!失敗しないマイホーム!という謳い文句をみますが、個人的には企業とくっついているFPほど信用のない奴らはいないと思っています。もう一点、投資をしてないのに投資を勧めてくるFPや営業マンも信用なりません。

人生は何があるかわかりません。その上で、あれも起こりうるかも、これも起こりうるかもと不安を煽れば、保険は売れますし、鎧のような家も建ちます。試算はあくまで試算であり、今のキャッシュフローがその後ずっと続くかは誰にもわかりません。もっというと、医療制度が変わって、医療費がもっとかかるようになるかもしれないし、介護保険制度が変わって介護費が思ったよりかかるかもしれません。

ご自身の日常診療を見返していただければお分かりかと思いますが、高齢者の医療費は個人個人で大きく異なります。

つまり、だれにも未来はわからないのだから、『買いたいと思ったら買うしかない』っていうのが現状です。FPのグダグダ話につきあって、将来を決められるほど悲しいことはありませんし、もし失敗したとしてもFPは責任をとりませんし、自分の勉強にもなりません。

自分の人生の舵取りをするのは、あくまで自分である必要があります。

騙されていても気づかなければ幸せ

『騙されない!マイホーム』みたいな記事もよくみますが、多少騙されても、本人たちが幸せであればよしというのも事実です。

住宅を含めた、市場に出回る商品の価格というものは、需要と供給のバランスで決まるものなのですが、そのなかで適正価格が決まっていきます。医療だけしか経験のない方にはわかりにくい感覚かもしれませんが、メーカーも仕入れ値をそのまま販売値にしてしまうと利益がありません。つまり多少は価格を上乗せしないといけない。また、『売り手はそこまでの価値はないと知りながらもその値段で納得いただければ売る』というのが、ビジネスです。

なので、土地だって路線価で売っている状況なんてほぼありません。

その中で、他の同様のケースと比較して大きく値外れしていなければ、納得するというのが妥協点になるのかもしれません。ですが、メーカーは販売時に付加価値を沢山つけることにより、すこしでも売値を釣り上げたがります。本当に自分にとって必要なものなのかは常に考えなが選択する必要があります。

お金があって、時間がない医者は、格好のカモです。とにかくいいものと思って作っていくと価格に上限はありません。ケチくさいと思われても、常に「本当に必要なのか?」の原点に立ち返り、予算の範囲内でしか建てないとスタンスをメーカーに伝えることだと思います。

少しの、考察と交渉で値段が大きく変わります。1時間に1万前後を稼ぐ医師であっても、30分の考察でうん十万、うん百万変わりうる買い物では、その時間は惜しむべきではありません。

また、細かい照明やエアコンなども、持ち込みで取り付けのみを行ってくださるメーカーであれば、そうするべきです。

価格.comや楽天などで最安値+ポイント還元で大きく値段に差が出ます。細かいところで差益を出そうとしてきますので注意してください。

まとめ

自分の人生の舵取りをするのは、あくまで自分です。人に言われたから家を建てずに、家族に我慢を強いるのはあきらかな間違いであると思います。もちろん、本人・家族ともに納得しているのであれば家を建てない選択肢もありです。

人に言われたからという理由だけで、決めてしまうのはあまりにも残念なことです


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