お仕事整形外科医は株式への投資をメインとしています。
なぜ、セミリタイヤを目指すことになったかは、以前お伝えしました。
【プロフィール】お仕事整形外科医
このブログでいう、「資産」とは、私の財布にお金を運んできてくれるものを指します。
よって、貯金や自宅・保険は資産と計算していません。
(タイトルに記載している金額も、貯金や自宅・保険は含んでいません)
これは私の教科書である、「金持ち父さん・貧乏父さん」を参考にしています。
改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 (単行本)
これまで、太陽光・不動産投資も含めて様々な投資の話を聞いては自分で勉強し、吟味した上で、最終的に今の投資スタイルに行き着いています。
人のせいにできる投資はしない
投資方針については、整形外科医らしく日々の診療に照らし合わせながら説明します。
実は、医療と投資には、共通する部分があります。
- 過去のデータから結果を予想する
- 不確実性がある
- 知識のアップデートが必要
- 自分との戦いでもある
投資のプロですら景気や経済・株価が今後どうなるかわかりません。
実際、『リセッションが来る!』・『来年末までに、日経平均は24000円台に突入する!』など、様々な記事を見ますが、そのほとんどは「過ぎてしまえば過去の話』で、『なかった」かのように扱われています。
それを含めて考えると、素人であり、投資を『なりわい』としているわけではない私が、未来を完全に予測できるわけがありません。
また、この記事の内容は、プロの方・それ相応にご勉強されている方(投資指導医レベルの方)には、退屈であり全く有益な情報はありません。
ご了承ください。
まずは「お仕事整形外科医」の性格と主な方針
ビビり・慎重派、投資なんて怖い!というのがもともとのスタンスです。
- びびり
- 投資額に制限を設けている(家も買ったし、保険も入っている)
- 自由時間が好きで、医師の仕事以外にも大事な時間がたくさんある
- 1つのバイト先の給与振込メインバンクと別口座にし、そのお金を全額投資
- 株式投資が中心
- 基本は、バイアンドホールド。
- 時間の浪費が生じやすく・精神的に不安定になりやすい短期投資はしない
- キャピタルゲインよりもインカムゲイン(配当金を中心に考える)
これに尽きます。
自由な時間を増やせば、大好きなこと・大好きな人のために使える時間が増えます。
【プロフィール】お仕事整形外科医
制限をあえて設定する
投資に回せるお金はあえて制限を設けています
理由は、
- ビビり(リスク許容度が低いと思っている)
- 時間的分散性
- 制限がないと、いいものは生まれないと本気で思っている
- 妻との話し合いの末、こうなっている
個人的に生命保険を、かなりかけています。
もちろん、投資家のみなさまは、生命保険に対して否定的であることは存じています。
しかし、私の場合、保険は資産形成というよりも、家族(妻)の理解を得るためです。
投資には、家族の理解が必須です。
家族は、監査役としての働きをしてくれます。
妻は、わたしよりも慎重派であり、その理解を得られている中でやっていれば安心という、私の信頼でもあります。 家建てたし、保険も入ってますよ!
整形外科医的投資方法
医師として、投資手法にも医師的なアプローチを用いています。
・論文の精査
・諸先輩のマネ(インスパイア、オマージュ)
・オリジナル手法をトライ
当面のオーベン(指導者)は、
三菱サラリーマンさん
たぱぞうさん
バフェット太郎さん
自由気ままな整形外科医さん
です。
セミリタイヤ後の税金も意識
米国株の場合、2重課税になります。
医師としての所得がある間は、確定申告時に取り返すことが可能ですが、セミリタイヤを意識した場合にはそれができなくなります。
株の税金は高いのか?ご質問にお答えします
そこで、日本株やADR株をある程度組み入れていきます。
しかし、日本株は今後の日本の状況を考えると、将来性が期待しにくく、減配リスクも含め慎重な経過観察が必要です。
私は、「株の取引に時間をかけたくない・ヒヤヒヤしたくない」ため、若いうちは早期にインカムゲインが得やすい日本の高配当株に投資しながらも、将来に向け成長性を期待し、堅実な米国株も購入しています。
堅実に増配していけばそれほど2重課税問題も気にならないと思いますし、堅実に伸びていくと考えられる株のほうが、購入後の手間暇をかける必要がありません。
まとめますと、
・高利回りでも不安定性が目立つものは、将来的に安定銘柄に変更していく
・税制の観点からは、ある程度日本株も残す
・ちょこまか売買しなくてもいいので、少しずつ比率を増やしていく
・2重課税の問題があるので、それも含めたインカムを考慮する
投資の判断(適応の基準)
文献をもとに適応を判断します。
その際に私が必要としている所見や検査値(投資の判断基準)は、
①ブログ②四季報や財務諸表の指標の1部です。
*医師としての忙しさもありますので、わかりやすさに特化しています。
ご批判もあると思いますがご了承ください。
前提として、不況はバーゲンセールと考えています。
これは金持ち父さんから来ている考え方ですので、ご参考にしてください。
①ブログ
諸先生方のブログを拝見して情報を集めています。
もちろん、批判的に吟味することは、医学論文と同じですが、上記の諸先生方はその中でもとても信頼できる先生方です。ですが、先生方の中でも意見が割れることもあり、その場合には自分の考えも含めて判断しています。
②四季報や財務諸表の指標の1部
諸先生方が、購入されていないような、個別銘柄では購入判断の際に、さらに適応を慎重にしています。
確認している項目は以下の通りです。
・営業利益・経常利益
・営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー
・配当利回り
順に説明します。
・流動資産と流動負債の関係
流動性比率は見ています。
流動資産や、流動負債は短期(一般的には1年以内を指すことが多いようです)のお金の流れを指します。
これが100を切っている場合には、イメージとしては
“クレジットカードの返済が間に合わずに、家にある車とかを売って返済に充てている状態”
といった感じです。
・営業利益・経常利益
純利益だけを見るのは×です。
純利益ももちろん大事ですが、本来の企業の業務による利益以外で売り上げがでなくても
持っている資産を売るなどして純利益を多く見せかけることも可能だからです。
営業利益・・・企業の本来の業務による利益
経常利益・・・企業の本来の業務以外の収益(保有している不動産や株など)を加味したもの。
営業利益がプラスになっていないと、怖いイメージ。
営業利益がマイナスで経常利益がプラスだと、
本来の業務以外での収益が出ていると考える。(これに対する考え方は、それぞれです)
少なくとも、営業利益がマイナスだが、純利益がプラスの時は
どの段階でプラスになっているのか、
経常利益や税引き前利益
(経常性のない、特別収益を加味したもの。例えば不動産資産の売却など)
をチェックする必要があります。
例:営業利益・経常利益マイナスで純利益プラスのとき
企業の本来の業務が収益出ていない、不動産などの固定資産をうって
金にして利益にしていた可能性?
といった感じです。
・営業キャッシュフローとフリーキャッシュフロー
お金の実際のながれと、帳面上の流れにはタイムラグがあります。
実際のお金の流れを示したのが、キャッシュフローとなります。
営業キャッシュフローがマイナスの場合には、
その企業の本来の業務でマイナスが出ていることを意味します。
フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフロー・投資キャッシュフロー・財務キャッシュフロー
をすべて加味した後にのこるお金のことです。
これがマイナスの場合には、簡単に言うと、余裕がないことがわかります。
・配当利回り
配当利回りはもちろんのこと、配当向性・配当安全性をチェックしています。
配当向性はロイターのサイトからそのまま確認可能です。
配当安全性については、1株あたりのフリーキャッシュフロー(FCFPSと言われます)が、
1株あたりの配当(DPSと言われます)を上回ることがなければ、
減配のリスクが差し迫ってはいないだろう。。と判断しています。
こちらも、ロイターから確認可能です。
未来はわからないのだから、機械的に投資することも手段
私オーベン(勝手にオーベンにしているだけ)先生のなかの、バフェット太郎先生は、『投資の未来は見えないのだから、機械的に分散投資していく」ことを推奨しておられます。
偉そうに書きましたが、最終的にはこの方法にのっとり投資していくことも多々あります。
まとめ
今後、状況に応じて多少変わる可能性があるかもしれませんが、基軸となるものがしっかりしていないとリセッション時に慌てふためきます。
時間・精神状態を常に重要なものと位置付けながら、セミリタイヤに向け、こつこつ資産を増やしていく予定です。
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