【外側円板状半月】Save the meniscusはわかるけど、どこまで残す?

半月板については、かつては断裂→切除のような一対一対応の治療がされていた時期もありますが(もちろん施設にもよりますが・・)、近年は『Save the meniscus』の観点から半月板はなるべく温存しようというのが主流です。

膝OAのはじまりとも言われる、MMPRT(内側半月板後根断裂)も、内側コンパートメントの最大接触圧が25%増加し、半月板切除したものと差がないという報告があるなど、半月板温存の熱は加熱しています。
(参考文献: Sung JH, et al. Arthroscopy 2013;29(4) : 726-732
Marzo JM, et al.Am J Sports Med 2009; 37(1): 124-129)

今となっては、かつての半月板切除後の顆部壊死は、接触圧増加によるものだったんじゃない?って感じね
全切除くらいの勢いの手術レポートも見たことあるからね・・。

外側円板状半月では半月板のvolume が大きく、易断裂性のある半月板をどこまで残すか?問題が手術中によく起こります。 今回は、その問題にすこし触れれる文献でした。
参考文献
山田直樹ら JOSKAS Vol46 No.3 2021 526-530



フィブリンクロットを用いて、何ミリのこすか?

フィブリンクロットは、従来縫合の対象外とされたwhite zoneへの縫合適応拡大が見込まれています。

クロットの固定方法はさまざまあるようですが、再断裂のリスク低減には寄与できていそうな結果が出てきています。

一方で、円板状半月にたいしてごこまで切除して残りを縫合するかという問題は別にあります。

Save the meniscusというなら、たくさん残せるなら残した方がいい気もしますが、残しても、断裂のリスクの高い脆弱な半月板が切れないかというジレンマがあります。

もともと、6〜8mm残存が推奨されていましたが、フィブリンクロットを用いた縫合ができようが、Save the meniscusが言われようが、この数字はとりあえずは変わらないと考えて良さそうです。

切除していくと、残存半月板に水平断裂が入っていることが稀にありますので、そう言った部分にはフィブリンクロット+半月板縫合を適応していくという方針でしばらくは行こうと思います。



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