お仕事整形外科医です。
しばらくブログの更新をサボってました。
実は、新しい本を作成していたため、時間がなくて更新してませんでした。
ちなみに、時間は、、今日くらいから3日くらいです。
若手整形外科医のための橈骨遠位端骨折の術前計画・術中整復だけの本: 橈骨遠位端骨折の手術治療が楽しくなる!
ちなみに、前作も好評いただいています!!
骨折手術の術前計画だけの本: 若手整形外科医向け!骨折治療が楽しくなる
今回の橈骨遠位端骨折の内容はブログにもありますが、本の方が清書してもっと詳しく、図も多くなっています!
【連投】橈骨遠位端骨折に最低限必要な術前計画と術中整復手技
【つづき】橈骨遠位端骨折の術中整復(橈側の骨欠損、粉砕例)
【さらに、つづき】橈骨遠位端骨折の術中整復(掌側Burton)
発売した本に込めた想い
日本における骨折治療は、「若手の仕事」というイメージがついています。
一般市中病院では、疾患遭遇頻度はかなり高いにもかかわらず、他の専門領域を持っている上司の先生の仕事の片手間に、若手が見てもらいながら治療されているところも多く見かけます。
そのため、その教育については後回しにされたり、上司の骨折治療に関する知識のアップデートが間に合ってないなどの弊害が生まれています。
その点、AOの教育は革新的です。系統だけて骨折を分類し、骨折治療を標準化。教育面でも大きな功績があります。
しかし、実戦となると、AOの内容のみでは不十分な点もあります。
また、骨折治療はevidenceがなかなか揃いにくい分野でもあると感じており(バックグラウンドを揃えることが難しく、かつ細分化すると数が少なくなりやすい)、その点、大きな団体になればなるほど、本にするまでに時間をかけざるを得ないというジレンマもあります。
骨折治療においては、evidenceよりもtraditional(伝統的・経験側)・artifical(技術的)な部分も多く関わっており、その点を落とし込んで本にするのは非常に難しい側面があります。
その点セルフ出版は、すぐに手直しもききますし(手直しがすべての既購入者にいかないのが残念ですが)、個人での制作なのでエビデンスにとらわれることなく、traditional・artificalな面からのアプローチも可能です。
もちろん、読み手側も”そういった視点”で読むことが大切です。
実際に医者になると、医療界ではtraditional・artificalな部分も重宝されていることに気がつきます。
もちろん疑いながら見ていくこと、アップデートすることは大切ですが、evidenceになりにくいものについては、ある程度とりいれていくのも大切だと感じています。
まとめ
もちろん、個人の見解や経験を超えることは本書ではできませんが、すこしでもみなさんのお役に立てればと思います。
橈骨遠位端骨折は、若手の先生も関わることが多い骨折でありながら、その治療は非常に深いです。
手術適応や分類などについては他の本で学んでいただき、本当の実践的な部分を私の本で補っていただければ幸いです。
若手整形外科医のための橈骨遠位端骨折の術前計画・術中整復だけの本: 橈骨遠位端骨折の手術治療が楽しくなる!
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