【想起】医局を辞める前にやっておいて良かったこと

お仕事整形外科医です。


この時期になると、「医局をやめることについて」の質問が出始めます。


実際にやめるには、もっと前から動く必要がありますが、年明けくらいから異動・他のスタッフの辞職の話がで始めるため、来年度以降を見越してのお話が多いようです。


医師キャリアでの一大イベント!

祭りだ祭りだーーい!!


私のn=1のお話しで大変恐縮ですが、医局を辞める前にやっておいて良かったことをお話しします。






自走可能な医師になる

医局に所属している間は、自分では気づきにくいのですが、色々守られています。

就職活動・労使交渉など、「仕事」としてもそうですが、医師としての「学び」についても、提供されている部分が多く存在します。

上司や他人から押し付けられて勉強しているようでは、医局から離れた後に、「陸の孤島」になります。


「正しい知識を取得する方法」を学んでおかないと、専門医は名ばかりになり、その専門性を維持することはできません。


医局を出ると、想像以上に文献検索が難しくなりますし、カンファレンス参加も減り、知識をアップデートするのが難しくなります。


その中でいかに知識を得るツールを確保するか?は非常に重要で、医局にいるうちに自分に合った方法を見つけておいた方が無難です。


また、叱ってくれる人が減りますので、自分の診療を第3者の目で見て、反省できるスキルが必要です。


これを本当の意味での医局からの「自立」・「自律」と呼ぶのかもしれません

専門医・学位が欲しい人は、辞める前にとっておく

教授になるつもりのない人・研究に意欲がない人が大学に残るメリットの一つとしては、専門医と学位が考えられます。


専門医についてはとること自体について、議論がありますが以前、私見を記載しました。
【キャリア】専門医の必要性とキャリア
博士号についてです。
専門医・博士号への考え方
手短にお伝えしますと、

  • 専門医・博士号をとって、何か「有利」になった覚えはない(心の「つかえ」は取れる)
  • 取りたければ取ればいい。取りたくなければ取らなければいい。ただ、他人の批判はするな
ってだけです。


とくに専門医については、とってないひとが、その理由を呟いたり、専門医をdisるたびに、「とっておいてよかった」と逆説的に感じています。


専門医を持っていない人の足の裏の米粒なんだなと感じる次第です。


専門医については、医局人事の中でしか取れないものではありませんので、別にやめてからでもいいかもしれませんが、医局の強みである「働く場所の提供」がやめた後ではなくなるため、専門医取得の条件次第では、医局にいるうちに取っておいた方がいい場合もあるかと思います。


博士号は、大学に強みがあるため、欲しい人は取っておいた方がいいです。

本当にやめると決めるまでは、周囲に漏らさない

よく、「やめるやめる詐欺」のように、やめることをチラつかせながら、ずっと医局に在籍されている先生を見かけます。


いるいるwwww
周囲にやめること、やめたいことを漏らすときは、「教授や医局長にばれてもいいとき」と考えるべきです。


いくら、他人に内緒にしてくれといっても、内緒にしてくれるとは考えない方がよく、むしろ 「内緒事は、自分からバレることがほとんど」というスタンスで挑むべきだと思います。


自分のなかで強い意志をもってやめないと、話を聞いてもらったり、条件を変える約束をされているうちに、留まることになることが多いように感じます。


人は、話を聞いてもらっただけでも満足感がでます。


また、理由を話すと、なんとかしようとされてしまい、逆になんとかなってしまうと恩を売るという結果、やめられなくなることがあります。


「なんともならない理由」を用意できるくらい、自分に覚悟ないといけません。

医局を辞めるのは、はっきりいって、一代行事です。


しかし、その想いに至る大きな理由がある限り、それを完全に止めることは誰にもできないはずです。


一方、「辞めた後」のことも視野に入れると、医局にいるうちにやっておくべきことに目を向けることも大切です。







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