お仕事整形外科医です。
年末に近づいてくると、確定申告の時期が近くなり自分の税金がどれくらいなのかを確認したくなります。
就業先が一か所の先生の場合には給与天引きされている場合が多く、確定申告をされていない方もおられるあもしれませんが収入源が2か所以上になると確定申告が必要になる場合があります。
確定申告は、自分の給与からどの程度、お金が引かれているのか?がわかりますし、1年間の通知表のような感じがします。
個人の”生き方”を考えさせられる
2000万円近く給与があっても、所得税、地方税、社会保障費などを含めて引いていくと、実際に手元に残るお金は1200万円程度です。(ちなみに、私はこんなに稼いでいません)
この近辺の給与所得者は、かなり大きな金額を持っていかれる感じがします。
zozoの前澤「前」社長のように、もっとぶっ飛ぶと話は違うのですが、医師の平均給与くらいだと”一番税率は高いわ”、”所得によっての控除が少ないわ”と辛い層になります。
【これだけ】身に付けておくべき税金の知識
これ以上、手残り金を残そうと働いても、なかなか残らないのであれば、自分の時間を犠牲にしてこれ以上働く必要があるのか?と考えさせられてしまうこともあります。
その点においては、自分の優先順位を常に決めておくことは必要かと思われます。
また、このブログでは、何度も話をしていますが
- 給与がそのまま自由に使えるお金ではない
- ある一定以上からの手残り金の増額は難しくなる
- 控除は最大限利用する
また、一番手元資金を残す簡単な方法は節約です。
節約に税金はかかりません。
税金から考える、節約のメリット
医師にできることは、どの記事でもほぼ同じですが、
- iDecoやNISA
- ふるさと納税
- 個人保険・個人年金の控除活用
が、限界と思われます。
税金に関する勘違い
巷には、無知から間違った情報を流してしまう人がいます。
雑所得は税率が高い
これは、間違いです。
所得は、最終的に全てを合計したものに対して税がかかるため、どこからの所得であろうと、最終合計した所得に対する税率になります。
ですので、雑だろうがなんだろうが、所得は同じです。
不動産所得など投資による所得の一部は、損を出したら、所得から損の分を差し引いて計算可能です。
株式投資の税率は高い
これも、年収によりますが、一般的な医者からすると安いです。
一般的な医師は、現在よりも手残り金を残そうとすると、40〜50%近い税がかかります。
株式による税は、20〜30%のことが多く、我々の所得水準からすると安いと言えます。
まとめ
先にお伝えしますが、脱税はいけません。決まりは決まりです。
一方で、決まりの中で最大限に活用できるものは活用すべきです。
知識のあるなしで、手元に残るお金は変わってきます。
例えば、控除や助成金は申請しないと適応されないものもあります。
日本では、金融に関する教育は圧倒的に少ないわりに、納税は義務であり下手すると刑事事件となります。
正しい知識をつけることは、身を守るためにも有用です。
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