SNS上で、フリーランスと思われる整形外科の先生が、「今後、専門医の更新をしない、日本整形外科学会を退会する」という趣旨の発信をされて、注目を集めました。
人の生き方ですから、この方のご意見を批判するつもりは全くありません。
この方の、全体の考え方を見ていると、搾取されないためにいかに合理的に生きていくか?という問いをご自身にかけられた結果このような選択になったものと思われます。
ちなみに、私は日本整形外科学会様に服従をつづける次第でございます。ワン。
イッヌ!!!!!
専門医に疑問と不満が爆発する背景
昨今、専門医制度に対する不満を口にされる医師が増加しています。
その理由は、
- 日本専門医機構による、あたらしい専門医制度への移行、その混乱
- 不況+税金や社会保険料の増額による手残り金の減額から医師の節約思考
- SNSなどの普及による、他人の生き方の可視化
かと、思います。
J-OSLARの内容を拝見していると、内科の先生は大変そうだなぁと思いますし、総合診療内科にいたっては突然上納金納付をいらいされるなど、感情への理解はできます。
さらに、医師の給与はそれほど上がっていないのに、社会保険料や税金の増額、高所得者(とはいえ、1000万前後ですが)に対する控除や補助の減額などから、手残りが減り、医師のなかにも節約思考が拡がっていることも原因と言えます。
また、SNSをみるとフォロワーの多い先生方は、旧態からは考えられないようなキャリアを形成されている方もいます。
なかでも、合理化は不況の流れも合間って、かなり際立っています。
民間保険を解約して資産形成!贅沢品は買わない!などなど、バブル期からは考えられないような思考です。
フリーランスドクターにとっての専門医は?
学会は、自己研磨を継続する上で所属していると非常に有益です。また、専門医を持っていると履歴書に記載できるという強みもあります。
ですが、SNS上で発信されていた方もお話しされていましたが、「フリーランスだから、自己研磨ができないというものではない」というのは、その通りだと思います。
逆に学会に所属していようが、全く学会誌も目を通さずにポイポイ捨ててる人だっています。
また、近年は日本語も含めて、学会誌以外の雑誌も充実していますので、必ずしも学会でのみ研磨が可能というわけでもなくなってきています。
今回の件では、
とにかく、学会の有無にかかわらず自己研磨は継続する必要がある。
学会側もこのような考え方が今後増えてくる可能性があるので、魅力ある運営を行う尽力をたやさないで欲しい。
この2点は、明確にメッセージとして伝えたいことです。
ちなみに、私はビビリだし、自身もないので専門医にぶら下がり続けます(キリっ)
そっち側の自覚と自信はすごいなwwww
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