日本は長年不況です。明日のご飯を困るほどの貧困の方は多くはないと思いますが、ネット上でのさまざまな流れをみると、「以前よりも貧しくなったな」と感じる場面が多々存在します。
3大支出をしなくなった
人生の3大支出と言われるものは、家・車・保険です。
これらの支出を極力抑えようという流れが止まりません。
家は、賃貸で。車は不要。保険は減らせ。
代わりに資産を買って金を増やそうというのが、よく目につきます。なかには、それ以外の人間を「情弱」扱いし、disるやつも出る始末です。
確かに、無駄な支出を減らして、資産を買い、自由を手に入れるというのは一見良さそうに聞こえますが、そこには我慢やリスクがつきまといます。
金があっても、買わないの?
貧しいから家をかわないだけで、それを「資産形成の効率が悪い」「情弱から金を巻き上げている」と揶揄しているだけではないでしょうか?
車も同じです。金がないから買わない(買えない)だけではないでしょうか?
お金持ちといえば、元zozoの前澤さんを思い浮かべてみると、自身が乗っているかどうかも別として車を所有しています。
車の所有をdisる人は、金があっても車を買わないのでしょうか?
保険に至っては
民間の保険に至っては、かなりの削減を迫る記事も存在します。
一方で、保険を辞めまくって毎日の生活をリスクに晒しているという指摘もあります。
以前、このブログでもお話ししましたが、医療をやっている側からすると保険診療の穴も多く経験するため、必ずしも保険を軽視することはよくないとおもいます。
保険と投資を同じ扱いにするから、「保険はパフォーマンスが悪い」ってなるのであって、別物と考えている場合にはそれほど大きな問題はないように感じます。
支出をしぼって、お金を増やす
「今を我慢して、老後に備える」という、考えは理にかなっているようですが、日本が貧しくなった象徴でもあります。
今後も日本はさらに貧しくなる可能性も考えられ、医師も30年前と同じマネーリテラシーでは詰んでしまう可能性があり、爺医の戯言を聞いている場合ではなくなっているのかもしれません。
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