【謎】お金にならない労働がもたらす負の遺産

お仕事整形外科医です。


医療以外の社会と触れ合って思うのは、医者は本当にお金にならない労働が多いように感じます。


もちろん、患者さんのために尽力することに金銭の授受のみを目標としている医師ではありません。


しかし、これ本当に必要なの?っていう会議や、誰も発表者がいないから出してくれと言われる勉強会などは、本当に不要と思います。


会の目的自体が、会を維持・存続させることに成り代わっているものもたくさん見かけます。


もちろん、すべてが無用・無意味と言っているわけではありませんが、発表の練習のための発表などは若手の頃だけでいいように感じます。

というか、社会からみたら本当に名誉や勉強のためっていう活動が多すぎるよね。







金銭が発生しないものにどの程度の情熱を注げるか?

金銭は労働の対価としてもらえるものです。


もし、それがもらえない場合にどの程度の時間と手間をかけて、それに取り組めるか?を考える必要があります。


学会活動や論文作成は将来の自分に対する、投資とも考えられますが、「いつの日か・・・!!」を繰り返していると、いつまで経ってもその日は来ない可能性もあります。


もちろん、全ての夢が叶うわけではないという反面、夢は見てないと叶わないというのも、また真なりですから、そこに尽力されるのはいいことだと思います。


また、自分にとってメリットがあるかどうかを判断するのは、そのことを行ってから、勉強してからでないとわからない、つまり事前には分からないというのも真だと思います。


しかし、特に次の仕事にもつながらない。ただ単に会を盛り上げるための、発表などは本当に不要なように感じます。 


そもそも、人間が仕事や自分の活動の他にもっと大切なものを見出した時に、仕事や活動に金銭が発生しないと、そのクオリティはぐっと下がります。


その典型例は町内会やPTAです。


だれもやりたがらないのは、金銭が発生しないただの雑用だからに他ならず、そのために、自分の担当の年だけ、歯を食いしばれば次はだれかが苦しむだけという連鎖を繰り返し、全く進歩がありません。


そもそも、この二つは社会的な距離が近かった時代に功を成したものであり、現代でもそのままのこり続けようとすること自体に無理があります。

まとめ

プロにはしっかりとした報酬を支払うべきです。


報酬は、「責任」にもつながりますし、その質を向上させます。


医師は医療保険という、質が問われにくい報酬形態であるため、医療以外の雑務においても「勉強」や「組織」の名の下に搾取をされすぎていると感じる時があります。




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