お仕事整形外科医です。
医師は専門性を生かした仕事であることは間違いがありません。
私は以前より、専門に特化しすぎて世界が狭くなることのリスクについてもお話してきました。
何かを極める・一番になるためには専門に特化することが必要ですし、継続することの大切さを否定するものではありませんが、逆に「専門だけにならない・戦える第二の刃をもつ」と言う選択を否定されるのは間違いだと思います。
社会不安の中で、必要とされた第二の刃
「医師の仕事は、絶対に安心」という状況ですら危ぶまれています。
新型コロナの影響で、バイト数の減少が多くの地域で生じています。
また、整形外科医においては、手術の延期や中止を余儀なくされ、本来の専門ではない発熱外来に回ることになるなど影響は甚大です。
昨年までは「フリーランス最高!」って記事をよく目にしましたが、今回の件があってからは常勤を持っている方が圧倒的につよいと個人的には考えています。
私も、本年度から非常勤のみにしようと考えていたところなので、社会不安が生じる局面では注意が必要だと改めて勉強になりました。
芸能人も、テレビでの仕事が激減し、youtubeで個人のチャンネルを立ち上げて収益化しようとする流れが多く生じているようですが、すでにブルーオーシャンとは言えません。
競争力がないものは、広告の権利すらもらえていないようです。
専門性を突き詰めることを否定するわけではありません。
しかし、以前からお話ししているように、自分の好きなものをこのような状況下でも続けていくためには、第二の刃となるキャッシュフローは必要です。
そして、そのキャッシュフローは、可能であれば
- 他の業種からの影響を受けにくい
- 実労働をしていなくても、キャッシュが入ってくる(時間的・物理的な浪費が少ない)
- ある程度本業とは距離がある
ものが理想ではないかと思います。
1について。
外出自粛、飲食業界のテイクアウト化の波に乗って、Uber eatsが注目されています。
個人が宅配をすることによって、収入を得る方法ですが、自分で時間を選んで仕事ができるというメリットを生かして、開いた時間にお金を稼ぐことが可能です。
しかし、以前、運営側の配達員への賃金低下が問題となったことがあります。
配達員の中には「不当」と訴える人もいたようですが、そもそも配達員は個人事業主として委託契約されている形ですので、「もし運営側の方針が嫌なら仕事しなければいいでしょ?」と突っぱねられることは目に見えています。
実は、Google Adsenseのような広告媒体も、突然方針転換に振り回されることもあれば(最近メジャーコアアップデートがありました)、アカウント凍結や、収益が減らされることもあります。
副業を呼ばれるものはある程度、このリスクに晒されているものが多いのですが、すこしでもそういった影響が少ない方がこのような社会不安状況かでも強いと考えられます。
2について。
本業があるため、副業にばかり専念するわけにもいけません。
副業は可能なかぎり、「置いておくだけ」「寝ているだけで。。。」のようなものにした方が無難です。
3について。
本業との距離が近すぎますと、思わぬトラブルに見舞われることがあります。
医師の場合は、身バレにつながりますし、そもそも副業していることをおおっぴらにできないという(謎の?)感覚を皆様お持ちだと思います。
まとめ
一昔前ですと、「初志貫徹」「一本筋」が美徳とされていましたが、インターネットの普及・社会変容・企業の終身雇用の終焉などにより、常識は変わりました。
ブラック労働・パワハラ・セクハラがいまだに横行するような、世の中の常識が届きにくい医療業界であっても、少しずつ変容していく必要性が求められています。
私の場合は、セルフ出版によるコンテンツ・株式投資による配当金が副業に当てはまりますが、実はどちらも他業種の影響をしっかり受けるものではあります。
しかし、今回の社会不安の中で、安定したキャッシュフローを生み出してくれています。
みなさんも、是非自身のキャッシュフローを増やすために種をまいていてはいかがでしょうか?
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