お仕事整形外科医です。
投資をはじめる時に、「どうしても家族の理解が得られない!」というお悩みを聞きます。
日本では、金融に関する教育がされておらず、貯蓄が最大の安全策!というスタンスの方がたくさんおられるため、突然投資をはじめるというと、投機と勘違いしたような返事が返ってくる場合があります。
【重要】金融に関する知識の必要性
お仕事整形外科医は結婚して子持ちですが、妻は全く投資とはかけ離れた専業主婦です。
株式投資を始めるにあたり、初めはかなりの抵抗感・嫌悪感を示していました。
しかし、今では楽しく株の話をしています。
株について理解が得られないのは当然
日本の教育では、ほとんど金融教育はありません。
私の妻も、特にその道の人間ではありませんので、当然抵抗感がありました。
妻の心配事を因数分解すると、
- 生活費がなくなるのではないか?
- 借金地獄に陥るのではないか?
- お金が減るのではないか?
1については、子持ち家族なら当然その心配をします。
子持ち妻という立ち位置は、最悪夫がダメになっても、子供になんとか教育費・生活費を捻出し立派に育て上げたいと考えるものです。
そこで、私は毎月の家計のキャッシュフローを妻に報告しています。
それほど細かいものではありませんが、メインバンクにおけるお金の出入りや月々の貯金額、クレジットカードの支出上位5位、水道光熱費はエクセルでグラフにして共有しています。
お金の出入りを可視化することで、家計内貯蓄の積み上げも実感でき、妻も安心できますし、無駄な支出にお互いに目を光らせることもできます。
次に、2と3について。
借金をして、露頭に迷うことがないかという心配は知識のない人だと感じてしまいます。
私の場合、余剰資産での株式投資がメインであり、FX(信用取引)はしませんので、投資した分のお金が減ることはあっても、0以下(借金状態)になることはないと妻に丁寧に説明しています。
たしかに、投資に回したお金は減るリスクはあります。
しかし、減っても余剰資産ですから通常運転の家計には何ら打撃を与えないことは明確です。
私は、先ほどお話しした妻に報告している家計用のメインバンクとは別に、一つのバイト先の給与を証券会社と紐付けしているネットバンクに振り込んでもらい、その給与については自由に投資に回していいという約束になっています。
一方、なににどれくらい投資しているか?その損益については妻には公開していません。
これは、リスク許容度が人によって異なるため妻と私の間で、許容度の違いからトラブルになることを防ぐためです。
妻に”要らぬ心配”をかけたくないという思いもあります。
余剰資産のみでも、一般のサラリーマンよりも資産形成に有利なのが医師の強みです。
さらに、日本人は保険が大好きです。
私の妻も例外ではなく保険好き。
妻が、私に何かあっても、ある程度の収入保証と死亡保証がある保険を必要としていたため、喜んで加入しました。
資産形成の面からは、保険にメリットが少ないというのは、よく言われることです。
しかし、この案件は、保険にお金を回していると、投資に回すお金がない給与水準の人がいうことの可能性も秘めています。
そもそも、我々医師は給与水準が高いので、投資の一般常識が全て当てはまるとは考えられません。
家族に反対されてまで、妻に心配させてまで無理に投資を行う必要はないと思いますので、ここはリスク分散・合理的でないと知っていても、保険に入ることも手段です。
まとめ
お金のことは、話をすると面白いものです。
いまでは共通の趣味を持ったように妻と話しています。
また、妻にしっかりと報告することで自分の投資にブレーキを掛ける内部監査的な役割もしてくれています。
投資は、自分との戦いでもあります。今では、投資に慎重な妻をありがたく感じています。
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