先日、情熱大陸で所ジョージさんをフューチャーしていました。
私が感じた所さんの特長は、
- 仕事が終わったら、すぐ帰宅
- 夕飯を年間360日くらい自宅で食べ、人生の大切なものと位置づけている
- 家族を仕事に巻き込まない
- 土日は仕事をいれない
非常に感銘を受けたのと同時に、自分の目指す目標となりうる生き方をされていると思いました。
家庭が大事なものと言い切れるかっこよさ
私の周りの、同じくらいの医師は、家庭を大切にしていることを、一つの「かっこ悪さ」とし、
むしろ、家庭や嫁の不満を口にすることで、仕事に対するプライド誇示や器量の良さをアピールしているようにも感じます。
女性がおこなっている家事や育児に対するリスペクトがなく、男性の家事育児への不参加・自己中心的なものの捉え方を周囲にアピールしている男性は、「男は仕事・女は家庭」の時代を引きずったものを感じざるを得ず、私は賛同できません。
所さんが、若い頃は周囲の雰囲気として、今よりもこの傾向は強かったのではないかと予見します。
そんな中、この考えを貫き、現在も実行されている方を尊敬せざるを得ません。
自分のなかで大切なものは何か?
医師は、その仕事内容の特性から、身を呈して仕事を続けるべきとされがちです。
ですが、本当に自分にとって大切なものを守るためには、ある程度の断捨離が必要です。
時間に限りがある以上、一人の人間ができることにも限界があります。その中で何に、どれくらいの時間や労力をつぎ込むか?は、その人の選択になります。
忙しすぎると、何が大切かを選択する時間すらなく、感覚が麻痺します。
私も、今でこそ、「当直・拘束は基本なし。土日は仕事いれない」生活をしていますが、初期研修・整形外科専門医を取ったあたりまでは、PHSに怯える毎日、ほぼ24時間拘束、夜中まで仕事しても、病院から「時間外をつけるな」と平気で言われるブラックな環境におり、なかなかそれを考える時間すらありませんでした。
振り返れば、自分の実力を短い時間でつけるためには必要な時間であったかなと感じる時もありますが、後輩に強要するようなことはしませんし、推奨も、、、どうでしょうか?やりたい人はやれば?というくらいです。
今は「自分の体や大切な人を大切にできない人が、患者さんを大切にできない」と、私は考えているため、自分の生活を大切にすることは、患者さんのためにも必要な部分があるのではないかとも思います。
とはいえ、ある程度の犠牲の上で現在の医療水準が維持されていることも間違いありませんし、多大な犠牲を払いながらも患者さんのために尽力されている先生方を否定したりするものではありません。むしろ、支えてくださり、感謝致す所です。
大切なものを決める上でのおすすめ方法
自分の中で大切なものを決める際におすすめの方法は、まずは身の回りの整理整頓、断捨離です。
現代人は時間がなく過ごしていると、ものまみれになる傾向があります。
断捨離をすると、本当に大切なものは残して、いらないものは捨てようとするため、自然と自分の中で順位付けがされます。
その基準は様々ですが、いい方法であると思います。
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まとめ
忙しさの中で、忘れてしまうものはたくあんあります。
しかし、人生の中でそのステージを設け、優先順位に応じて変化していくことを恐れてはいけないと思います。
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