私が考える、電子書籍のセルフ出版のメリット・デメリットをまとめました。
電子書籍のセルフ出版のメリット
2. 出版後にも気軽に校正可能
3. リスクがほぼない
4. 市場調査が簡単
5. ニッチな本が書ける
6. 自分のタイミングで仕事ができる
7. 本屋の棚から消し去られて、目につかなくなるリスクが少ない
8. 自分へのフィーの割合が大きい
とにかく早い
これはかなり重要。
自分がアイデアを思いついてから、形になるまでのスピードは、絶対的に求められる時代です。
会議室にこもって、PDCAサイクルを 回している暇があったら、
行動(action)をおこせと言われてしまう時代です。
これは 2とも関わりますが、
出版してからでも、紙媒体と比較して圧倒的に校正作業が楽です。
だから、適当でいいというわけではありませんが、できは80%でも出版していいと思っています。
出版後に、テコ入れできますから。とにかく、行動あるのみです。
リスクがほぼない
これも大事。
紙媒体の場合は、出版する時に印刷代、運送料、校正料、在庫料などの中間マージンがかかります。
なので、出版する時にある程度の金額を要求されます。(もちろん、契約内容によりますが)
セルフ電子出版はそれがほぼなし。
市場調査が簡単
インターネットが普及する前は出版業界以外の人がするのは非常に困難でした。
現在は、『Amazonでない本はない!』 (と、考える)。
医療業界にいる自分がその需要を一番知っている(と、考える)。
市場調査は本気でやろうとすると非常に時間と手間がかかります。
大手の出版社は、たくさんの本が売れる見込みがないと、相手にしてくれません。
その点、5にも当てはまることですが、セルフ電子書籍出版では、
かなり狭い話、ニッチな内容でも出版できます。
『マツコの知ら○い世界』みたいな内容でも、出版可能です。
初期投資がほぼかからないので、せまい需要の人たちにでも売れれば、OKなのです。
自分のタイミングで仕事ができる
出版社と時間をあわせていると、多忙な医師は、なかなか話が前に進まないため、出版まで時間がかかります。セルフ電子出版では、自分の空き時間(夜間など)に作業が可能です。
本屋の棚から消し去られて、目につかなくなるリスクが少ない
本屋さんでは、最初のある程度の期間で売れ行きが良くないと、本は隅っこに追いやられれ、あまり目につくことがなくなるという、特徴があるのに対して、
電子出版は、検索さえされれば、ずっと残るというメリットがあります。
(もちろん、新刊が先に表示されるなどはありますが、、)
自分へのフィーの割合が大きい
これは大きいです。さきほどもお話ししましたが、中間マージンが少ないので、1冊の売り上げに対して、紙媒体では考えられないくらいのフィーが受け取れます。
電子書籍のセルフ出版のデメリット
2. 校正作業がなく、心配
3. 立ち読みができない
信用がない
出版社を通さないので、信用がありません。
校正作業も自分でしているため、ミスもあるかもしれません。
でも、紙媒体で、何度校正した本であっても、ミスを見つけることはあります。
また、信用については、
電子書籍はKindleなどを利用して、個人の本を買ったことがある人には、
実はそれほど抵抗はありません。
本というのは、人の知識や経験を手軽に手に入れられ、自分の引き出しとして、いつでも引き出せるメリットと比較すると、もともと非常に安い値段設定にされています。
私は、ちょっとはずれでも、『まあいいか』と医師の方なら思ってもらえんじゃない? という値段設定にしています。
校正作業がなく心配
校正は、ある程度、コンピューターが自動でしてくれますが、
やっぱり誰かの目に触れてから出したいなという気持ちはわかります。
でも、売れていない名前で、さらに、匿名(もともと、ペンネームを利用している作家さんもいますので、同じようなイメージです)ですから、
きにせず、自分の決めたラインをクリアしたら出版すればいいと思います。
立ち読みができない
これは、紙媒体と比較して、立ち読みがしにくい部分があり、購入前に比較検討できないという部分です。
私は、内容紹介で、一部公開しているのと、自分のブログにも内容一部公開することでこの問題をクリアしています。
本を買うのは、内容を知った上で購入する人が多く、
その内容を手元においていつでも引き出せるようにしたい!
という希望があります。
ですので、内容はある程度公開してもいいと思っています。
まとめ
電子書籍出版は非常に早く、簡単で私のようなネット初心者でも可能です。
最近、「にわか」のまゆつば医療情報本がたびたびネットでは話題になります。
医師は、その慎重さゆえに出版にたいして、消極的になりがちです。
しかしそのために、まゆつば情報がちまたにながれるのを批判するだけの『批判家』になってはいけません。
ぜひ、皆さん、今年は出版にトライしてみてください。
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