日本骨粗鬆症学会雑誌 2019 Vol5 No2をよんで、気になる文面がありました
大腿骨骨折の5年生存率は60%に満たない。 一般的な悪性腫瘍よりも低い引用 ; Tsuboi M et al. JBJS Br 89 : 461-466,2007
これは、ムンテラするときのインパクトとしてはすごくあります。
骨折は命を落とす病気ではないという、考え方が一般的であり、患者さんやそのご家族にもなかなか理解してもらえません。
データや論文で後押しされると説得力が違います。
また、
死亡率が高い大腿骨近位部骨折後の患者における生命予後改善効果
がゾレドロン酸や経口BPの使用によって得られる。
さらに、
前向きコホートでもBP製剤の使用で生命予後改善効果がある
15年の前向きでも生命予後改善効果がある
もはや、骨粗鬆症治療は、生命予後にも影響しているという、すごい話。
もっと広まって欲しいものです。
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