【質問】匿名ってどうなの?

お仕事整形外科医です。


私は、ブログも出版とかもふくめてすべて匿名(ペンネーム?)でやっているわけですが、「匿名ってどうですか?」という質問をいただくことがあります。


実際にツイッター界隈でも、医者が匿名使って発信して、匿名じゃ無い人から匿名を理由にdisられるなどの案件も見られます。


匿名かつ、bitキャラ!

医者は抵抗あるよね






匿名のメリット・デメリット

ツイターなどですでに匿名で発信されている先生方は、その良さを感じている人も多いと思います。


周囲や職場にバレずに発信できることが最大のメリットであり、普段の生活での気遣いは少なくなります。


注意
匿名だから、なんでも無責任OKというわけでは無いので注意は必要!

匿名ももちろんバレることもありますし行動によっては他人を傷つけることもありますから、責任を持った行動が必要です。


もう一つ、セルフ出版ふくむ、発信におけるメリットとしては、難しい言葉を使う必要が減るという部分です。


自分の名前を出して発信する際には、所属学会や上級医の目を気にして言葉選びを注意する必要があります。


しかし、専門用語や論文で多用される言葉選びが、必ずしも人に伝わりやすい言葉選びとは一致しません。


社会に溢れる本を見ればわかりますが、難しい本を漫画にしたり、わかりやすく解説している本が非常に多いことに驚きます。


つまり、難しい表現を簡単にするだけでも販路・需要があるということです。


そして、多くの人に受け入れられるには、わかりやすい表現である必要があります。


ですから、そもそも実名で推薦を受けて出版している本と、私のような匿名でわかりやすさ重視・読みやすさを重視している本ではターゲットが異なります。(もちろん被る部分はありますよ)


昨今の、若い世代の学会離れやテレビ離れを見ていると、巨大な組織や出版社がつくるコンテンツが、これまで通り売れていく時代が終わっていくのでは無いかと思います。


その点でいくと、ネットになれている若者(自分もそうだと自負)は、信用を「テレビに出ているから」や、「出版社がついているから」という理由ではなく、自分の目で頭で考えて判断している(今後もそうしていく)と思っています。


テレビ中心の時代と比べて、発信者が増加し、情報を受け入れる側のリテラシーが求められるようになった時代に生きる人は、情報選択の能力を鍛えられている可能性が考えられます。

まとめ

まとまりのない文章になりましたが、匿名だから信用しないという時代は終わっていくように感じます。


そもそも、芸能人だって芸名を持っている人が多いんですから、発信するようになった一般人も匿名を用いることを躊躇する必要はないと思いますけどね。


だからこそ、「匿名だから信用ならない」と言っている人には、前時代感を感じざるを得ません。





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