【オンライン】学会の新常識になってほしい開催方法

お仕事整形外科医です。


本年の日本整形外科学会総会はオンラインで開催されています。


システム上の難しさがあるようで、動画が止まったり、登録ができなかったり、開会が遅れたりなどトラブルは続いていますがまだ、目が潰れる範囲であるように感じます(個人差はあると思いますが)。


はじめての試みであり、やってみてこんなメリットも感じたというのもあるのではないでしょうか?

いや、俺は好きよ。

<
>現地と、オンラインのハイブリッド開催を望む声もありますよね。






移動費・滞在費の節約

学会中の移動費・滞在費はバカになりません。


専門医更新のために必要な単位は50単位。


地方で行われる勉強会にせっせと参加して、10単位取れたとしても、残りは40単位。


一回の学会につき5単位ずつ取得したとして8回学会参加しなくてはいけません。


運良く、近場で開催されても、7回学会参加。


遠方ですと、往復の移動費は簡単に2万円を超えていきます。


さらに、一泊二日の滞在費が1回1万5千円程度とすると、10.5万円。


かなり簡単な概算ですが、全て合わせて24.5万円です。


つまり、オンラインにしてもらえると5年で24.5万円の節約になります。


ただでさえ、専門医の継続は学会費年間1.4万円。1単位1000円、さらに更新費用がかかります。


1.4×5+1000×50+更新費用=11万円+更新費用と、バカにならない値段です。


さらに、移動・滞在費24.5万円なんて、恐ろしいですね。。。


移動による時間的ロスも考えると、オンラインになることにより大きな節約になることがわかります。

学ぶ機会の増加

開業医の先生は、従業員たちの給料を払わなければいけないため、なかなかクリニックをしめて学会参加することは難しいようです。


また、働き方が多様化し、男性の育児・家事参加も推奨される中で、家庭を数日に渡って開けることに抵抗がある人が多くおられます(すくなくとも、私もそうです。)


この点を含めると、時間・場所にかかわらず学ぶ機会をいただけることは非常にありがたいことです。


患者さんにとっては、家庭の状況がどうであろうが関係ないことですから、均等な学ぶ機会は非常に良いことだと思います。


そもそも、働き方の多様性が認められているのに、学び方が以前と同じ方法しかないなんておかしな話です。


開催側の利点

学会を主催する側としても、メリットがあるのではないかと思います。


これまでは、

  • 学会前後での患者さんの抑制
  • 休日に開催される学会の受付業務などに無給で借り出される医師が不要
  • 学会の「箱」の確保が不要
  • 不要な(?)接待の縮小
一般の方からすると想像しにくいかもしれまえんが、学会の前後は医療体制を縮小せざるをえません。


特に医局員が少ない、地方の医局は緊急性の高い外傷以外は学会前に自粛せざるを得ない対応になることがあります。


地方では、1つの大学病院のみが大きな役割を担っている状況も多く、その病院の機能を下げることはそのまま地域医療の機能を下げることにつながることもあります。


実は、この状況は医師も気づいています。

まとめ

  1. 時間・金銭的にも余裕が出る
  2. 様々な働き方の人にも学ぶ機会を与えられる
  3. 地域の医療体制の維持・医師の時間外労働時間の減少

など、オンラインにすることで期待されることはたくさんありそうです。


今回の学会が成功し、今後の見本となることを心から期待しています。




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