ブラウザの戻るボタンは押すなよ!
この記事はまだまだrevisionしていきます!
とりあえず、Ca、ALP、iPTH、TP、Alb、BUN、Crなど、採血項目としてよく選択されるもので鑑別可能なものだけを提示します。
続発性骨粗鬆症かも?と、まず考える状況
- 大腿骨骨幹骨折・脛骨骨幹部骨折の非定型骨折、中足骨や踵骨(外傷歴なし)・肋骨の多発骨折(外傷歴なし)・大腿骨骨頭下骨折(外傷歴なし)
- 閉経前女性 妊婦・授乳婦
- 男性で70-75歳未満
- 高骨密度なのに脆弱性骨折している
- 多発椎体骨折、YAM <60%のような重症例、グレード3以上の椎体骨折あり
- Q1
- 補正Caは高値ですか?
*1. 悪性腫瘍では腫瘍が分泌する破骨細胞活性化因子により全身性に骨吸収が亢進するために生じる高Ca血症と、骨転移や骨浸潤などによる局所的な骨溶解により生じる高Ca血症に大別されます(実際にはこの合併もあるようです)。
*2. PTHrP分泌性腫瘍は前者(血中PTHrP上昇)、乳がんなどの固定腫瘍や、多発性骨髄腫によるものは後者(血中PTH低値、PTHrP 正常~低値)に分類されることが多い。
*3. 前者の一つとして、活性化VitD過剰産生腫瘍もあるが、稀。
*4. 多発性骨髄腫は教科書的には高Ca血症、正球性正色素性貧血、蛋白アルブミン解離、尿蛋白高値で疑う。(でも、ものによるみたい)
参考文献:日腎会誌 2017;59(5):598‒605.
*2. PTHrP分泌性腫瘍は前者(血中PTHrP上昇)、乳がんなどの固定腫瘍や、多発性骨髄腫によるものは後者(血中PTH低値、PTHrP 正常~低値)に分類されることが多い。
*3. 前者の一つとして、活性化VitD過剰産生腫瘍もあるが、稀。
*4. 多発性骨髄腫は教科書的には高Ca血症、正球性正色素性貧血、蛋白アルブミン解離、尿蛋白高値で疑う。(でも、ものによるみたい)
参考文献:日腎会誌 2017;59(5):598‒605.