新年度を迎えようとする時期に相応しい投稿ではないかもしれませんが、医療業界の闇の一つではないかと思います。
個人的には、かねてより、「医師はもっと自由に発信してもいいのでは?」と考えています。
「私よりも知識の豊富な先生がいるから、その人たちを差し置いて発信なんてできない」「発信すると叩かれそう」などの理由で、実際にはできない人の方がおおいのですが、医師が発信しないことによるデメリットも大きいことに気づかなくてはいけません。
一方で、発信している医師に対する医師からの批判的な態度も目立ちます。
もちろん、「とんでも情報」を垂れ流す輩は別物ですが、「そんなか考え方もあってもいいよね?」ってモノにまで批判的意見ばかりいうのは、嫉妬・妬みを感じざるを得ません。
医師が発信しないことによるデメリット
残念ながら学会や医療関係団体は、一般の方々(非医療者の方々)への発信力がないと言わざるを得ません。
もともと、医師と患者の知識の差が大きすぎる上に、医師は説明が上手いとは言い難い人が多いことから、伝えること自体を諦めているような医師もいます。
さらに、医療は断定できないことが多いため、表現が曖昧にならざるを得ず、一方で、患者さん側は医師の曖昧で難しい言葉は全く頭に残らず、とんでもな人が発信する断定的でセンセーショナルな表現を好む傾向があります。
そのため、脳の残りやすく馴染みやすい言葉の方に流れてしまい、金銭の損失や機会損失を被っているという側面があります。
医師は、こういった事例をすこしでも減らすためにも、発信力をつける必要性があるはずです。
なぜ批判される?
医師は、もともと学歴が高く・プライドが高い、承認欲求の塊とも言える人たちが多く存在します。
その人たちが、他の医師と競い合い発言力を得る手段として用いられてきたのが学会発表や論文作成でした。
いずれも、自分の時間やお金を犠牲にしながら忙しい中、血反吐を吐いて先輩医師の理不尽に耐えながら育て、世に排出したモノです。
有名な雑誌に掲載されれば多幸感がうまれ、引用されれば承認欲求が満たされるという流れでした。
しかし、発信力のある医師はコレらのステップを無視するようなスピード感や手間のすくなさで、発言力を得てお金すらとっていきます。
そこに、妬みや嫉妬が生じるのは言うまでもありません。
逆に論文作成は、ネットが普及してとりあえずスピード感をもって仕上げて世に排出し、修正点があれば、後から修正するという、これまでの論文作成とは真逆のような立ち位置に存在し、残念ながら時代にそぐわないと言わざるを得ません。
新しいものを受け入れないと、あなたの嫌いな老害になる
時代の流れにある程度順応し、考え方や行動を変革していかないと老害になります。
残念ながら、この瞬間も発信力のある医師は論文よりもSNSでフォロワーを増やし、情報に値段をつけて販売しているかもしれません。
(もちろん、発信力のある医師の中にも論文もどんどんかきあげるスーパーマンが存在しています。)
時代の変革にあった動きをまずは認めること。そしてそこから学んで活かすことをせず批判ばかりしていると、徐々に老害に化けていってしまう可能性があります。
新着記事
【ポータブル電源】家族持ちなら即購入?ただし購入体験は最悪。 【買い!】echo show15の半年使用後レビュー 【保存版】顎骨壊死を懸念してビスホスホネート製剤の予防的休薬は不要!?コメントをどうぞ