先日、フリーランスドクターのリスクとして、社会保障が充実していないことをお伝えしました。
常勤先がある医師であれば、協会けんぽに所属していることが多く(私学共済とかもありますが)、それほど問題になりませんが、国保や医師国保に加入されている医師の場合には、協会けんぽと違う点があり、
一番大きな違いは、傷病手当金の給付の有無です。
SNSでは、猛者のような先生方からバカにされる民間の保険ですが、私みたいなビビりの人間は、やはりある程度の守りをもっていないと不安になります。
- 自分のポジションの取り方によって加入も必要!?
- 傷病手当て金の仕組み
- 考えたい保険
傷病手当金の仕組み
そもそも協会けんぽにくっついてくる傷病手当金の仕組みについて説明します。
就労不能期間が連続で4日以上になった場合に、本来受け取るはずの給与の2/3を日割りで補償してくれるものです。
受け取り期間は1年6ヶ月が最長になります。
他にも、いくつか細かい決まりがあるので詳細については、ホームページをご覧ください。
さて、この仕組みですが、常勤先からかなり大きな額の給与をもらっている医師にとっては結構手厚い補償です。
一方で、基本給に対する2/3であるという注意点があり、時間外で大きく稼いでいる人の場合には想像以上に低い額の支給になる可能性があります。
ポジションの取り方による違い
毎月のキャッシュフローポジションの取り方によって、この辺の保険への考え方は変わってきます。
例えば、月々の支払いまで含めるとかなりギリギリのキャッシュフローになっている医師の場合には、働けなくなると途端にアウトになる人もいます。
そういった方は、就労不能4日以上から保険金が受け取れるような保険を用意した方がいいのかもしれません。
お気づきになられたかもしれませんが、ここにもポジションをマックスまであげている人は保険でも持っていかれてさらにカツカツになるというジレンマが存在します。
大きな買い物を決める際には、銀行が貸してくれるからそこまではイケるんや!とか、税引前の収入で返済計画を立てるようなことはお勧めしません。
そもそも、銀行は超低金利の世の中ですから、医者といういいカモに貸したくてしょうがないのです。
フリーランスドクターは就労不能にも対応すべき!?
フリーランスドクター全員がこういった事案に対応できるようにすべきとは思いませんが、家族があって、月の返済がギリギリな人で協会けんぽに加入しない人は、こういった保険への加入も考慮すべきかもしれません。
このことも含めて考えると、やっぱり自分のキャッシュフローギリギリまで返済額を積み上げてしまうことはおすすめできないですね。
生き方が制限されてしまいます。
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