自分の視野と体の感覚内での立体イメージをすり合わせる

整形外科医にとって、物事の立体視は非常に大切です。


なかでも、2次元のものを3次元に見る能力と、3次元のものを2次元に変換する能力は非常に大切です。


お仕事整形外科医の書籍でも書いていますが、3DCTは、立体視を容易にしましたが手術中はいまだに2次元での評価、つまり透視を用いた評価がメインであり、術前の3DCTが2次元であるレントゲンのどこに対応するかを常に意識しながら、術前計画を立てる必要があります。

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日々のトレーニング

手術中には、自分が持つ頭の中の立体イメージが、体にout putする必要があります。


少しわかりにくい表現ですが、例えば、目の前にペットボトルを置きます。見た映像を参考に、目をつぶっても、目の前のペットボトルにふれられるか?距離感が体のイメージとあっているか?という感覚です。


その距離感のすり合わせが、手術中には必要になります。


また、触っているものが、どこにあるのか?骨は、体表からどちら側にあるか?を知ったりすることも大切です。


例えば、指のピンニングでは、皮膚の上から触ってどの深さに骨があるのかを感じる。また、骨はどちらかというと手背側にあることを知ることで、容易になります。


ピンニングは最も難しい手技とも言えると考えていて、立体イメージ、触診からのイメージ、骨の場所の知識すべてが必要になりますし、適切な位置に入らなければ入らないほど穴だらけになり固定性が落ちます。


デバイスもなく、手技の自由度も高いため、ハマるとえらい目にあいます。


また、ピンニングでなにより大事なのは、成功するイメージです。


このイメージがなく弱気では、本当に入りません。

まとめ

整形外科の、手技的な部分はアカデミックな分野よりも文章にしづらく伝えるのが難しいため、かねてより「見て覚えろ!」、「こんなかんじや!」という言い伝え的な要素が多く存在します。


ブログやセルフ出版はその点では非常に強みが大きいです。


最終的には、自分の言葉にして消化・吸収するしかないのですが、若手の先生方の助けになればと思います。





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