お仕事整形外科医です。
11/9の米国市場ダウ平均は市場最高値を叩き出しました。
今回の暴落は新型コロナウイルスの影響であったことは間違い無いのですが、ファイザー社のワクチンに進展が見られたこと、米国の大統領選挙が当選確実になったことが、市場の好印象につながったと考えられています。
私は?というと、何にも考えずにただ、積み立ててるだけなので、評価が低かった時に買ったものが跳ね上がってりるだけの状態です。
現在、金融緩和・マネーサプライの上昇から、市場にはお金がジャブジャブです。
この状況下で、現金をタンスにしまい込んでいる人たちの機会損失を考えたいと思います。
- なぜ日本人は預金が好き?
- 現在の預金利息の状況は
- 機会損失って何?
ここがへんだよ?預金大好き日本人
日本人は、以前から銀行やタンスにお金を持っていることが大好きです。
なぜこのような風潮が生まれたのかを考えると、いくつかの理由があるようです。
その中の一つに、高度経済成長期には、預金利率が非常に高く、資産運用しなくても毎年お金が順調に増えていく時代背景があったようです。
今では、考えられませんが年率5%を超える、預金(定期?)もあったようで、銀行に預けていれば安全にお金が増えていく時代だったようです。
もちろんインフレ率を考慮するとそこまでの年率は出なかったかもしれませんが、、、
現在の預金利息の状況は
一方、現代に目をうつすと、銀行預金なんて空前の灯火です。もはや、「0」何個ついてんの?って思うくらいの状況で、ウン百万あずけて、数十円数百円のレベルです。
この時代の変化に、全く何も考えずに「銀行にお金預けて、本業だけしてればいいんや!」という爺医はついていっていません。
ご自身のなかでそれを消化されるだけならいいのですが、それを若い医師のいるところで声高に訴えられているのをみると、すでに情弱を自分で語っているようにしか映りません。
時代は変化し、長期デフレ、利回りカスの時代です。
機会損失とは?
例えば、100万円を年率5%で運用します。
1年で105万円になります。
2年で110万円になるかというとそうではなく、そこに「複利の力」が働きます。
2年目には、105万円を元手に、5%の利回りが発生するため、110.25万円となります。
これが数十年という単位になってくると、複利の力は強大になります。
さて、機会損失とは、これらの運用で得られるはずだったものが得られないことをいいます。
例えば、同じ条件で20年運用すると、165万円近い利益が出ますが、それがまるまる0ということになります。
この話をすると、「でも、元本が減る可能性があるでしょ?」といわれますが、その通りなので、それ以上は何もいいませんが、リスクなく何かを得ようとすること自体が間違っていますし、そもそも、銀行にあずけていてもお金の価値なんて変わっていくこと、現在のマネーサプライの状況を見ると、お金の価値が上がる可能性は低いことを考えると、運用しないのも元本が減っているとも言えます。
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