お仕事整形外科医です。
「誰かのため」・「自分が正義だから」という言葉の難しさを感じています。
そもそも、何が正義かわからない状況下で気安く正義を信じて、それを盾に人を過剰に責めてはいけないなと感じることがたくさんあります。
人が正義を振りかざす時
今回の新型コロナウイルス感染流行の最中、テレビメディアにおけるあきらかなミスリードが明るみになりました。
【悲報】テレビメディア終焉のお知らせ
しかし、このテレビを構成した人や、コメンテーターは悪意がなく、自分の聞かされた情報が真実と考えそれを伝えようとしている可能性があります。
マスメディアであるが故、当然「裏をとること」が求められますが、そこにも確証バイアス(自分たちが信じている情報しか集めない)がかかっている可能性もあります。
また、マスメディアの弯曲した報道が明るみになったり、コメンテーターの偏った意見が出回ると、その番組自体に出演するまともな人がいなくなり、どうしてもその事実に沿って話をしてくれる便利な人間のみが出演するようになり、さらに曲解していくという悪循環が見られます。
「世の中を正そう」と、間違った情報や偏った意見を発信している人もいるため、非常にやっかいです。
彼らにとっては、指摘されても、それが正義であり人を救うことが使命であると感じているためです。
また、悪質ないじめや誹謗中傷のなかにも、こういった風潮がみられます。
本人たちは「悪をやっつける正義」という認識がある場合があり、むしろ「自分のやっていることが悪である」と認識している人の方がまだ「聞く耳がある」場合もあります。
自戒をこめて
しかし、この問題は何も自分以外に適応されているものではありません。
今自分が信じている医学的常識も、時代が変われば否定されることもあります。
現に、私が医師になってからも何度も常識は変わってきました。
とんでも医療も含め、今度見直される可能性は0でもありません。
(ただ、偏った言い方をされる方の中には、表現がきつかったり、想起はさせるが、そうとは書いてないから違う・誤解を招きうる表現を好んで使う方もおられます。やや煽っているようにも感じますが、そこを突っ込むと、余計にややこしくなります。)
- 完全に否定されるべきものは少ない
- なぜ、そのようになったかの「いきさつ」を含めて考える
- ある意見に対して賛同している人が多い場合には逆に注意が必要
https://twitter.com/OrthopOshigoto/status/1264397802878070784
まとめ
今回は、ネット上、現実社会も含めてのお話しであり、なおかつ今後の自分の立ち振る舞いに対しての警笛も含めております。
やや独り言に近いですが、注意して発信していこうとおもいます。
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