お仕事整形外科医です。
新型感染症に対する懸念から様々な情報が飛び交っています。
そこに根拠を求める政治家の方々も見受けられます。
実際私の周りでも、幼稚園や小中学校の対応に不満を持たれている人から、質問を受けたりしますが、残念ながら今回の感染症はその名の通り「新型」であるため根拠のある話ができません。
「どこに線引きをすればいいか」は誰にもわからない
幼稚園や小中学校の場合どうしても集団になると触れ合ったりすることも出てきます。
保護者の方からは、時間を分けて登園・登校させてはどうか?教室の窓をあけたらどうか?など、様々意見が聞かれます。
ですが、その答えを持ち合わせている人はどこにもいません。
たしかに、これらの対策は一見良さそうにもみえますが、感染のリスクを0にすることは決してありません。
それを推奨して何かあった場合に責任を負うことができる「個人」は、いないように感じます。
その点において、唯一、「政府」が分からないながらも、線引きするしかないとうのが現状かと思います。
しかし、国民の代表である政府は、様々な人間の意見を反映する必要があるため、全員が納得する状況を作り出すことはできません。
批判だけを繰り返す人
「正解のない問い」に対して、批判をするだけの人間は、残念ながら無能と言わざるを得ません。
「このような声があるので、こうしてはどうですか?」と自身の意見も言える人であれば別ですが、なかには批判だけして代案を出さない人間もいます。
代案をだすことによって、批判が自信に来るのを防いでいるものと推察されますが、残念ながらこのような人は医療現場の会議の場にもおられます。
また、医療における判断は、「あのとき電車に乗っていたら、どうなっていただろう?」と同じように、違う道を選択していたたらどうなっていたかは、どこまで推察してもわからないのです。
なので、結果を責めるだけで、次に活きる案をだせない人も、無能であると私は考えます。
まとめ
今回の新型コロナウイルス感染症についてもそうですが、「自分ができることを徹底するしかない、あとは政府の判断にある程度従うしかない」というのが、専門家ではない医師の立場から言える精一杯ではないかと考えます。
正直、整形外科医にきかれても、普段から感染症の先生に怒られているような医者なので、わかりません。
ですが、分からないことを、分からないと言うことは、一時的に感情論から信用を下げるかもしれませんが、デマを冷静に眺められるようになると、逆に信用のある人間であることがわかります。
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