お仕事整形外科医です。
金融に関する知識について、医者の多くは持ち合わせていません。
その理由は、
- 義務教育で習わない
- 家庭でお金の話をするのは不潔という風潮
- 本業が忙しくて勉強する暇がない
もちろん、医師の中にも知識を持ち合わせ、どちらが本業かわからないくらいの稼ぎを叩き出す人もいます。
「金融に関する知識なんて医者をやっていく上で不要」だと思っている若手の先生方に、 日本証券業協会が公表した『2019年個人投資家の証券投資に関する意識調査(概要)』のなかに、非常に興味深いデータがありましたのでご紹介します。
金融知識の高さと平均年収・金融資産保有額に関係している!?
n=5000人と、医学論文ではなかなか見れない規模の数を揃えたデータです。
もともと、証券などの投資への意識の高い人を対象としているデータにもかかわらず、金融知識の高さと平均年収・金融資産保有額に相関関係が見られたという驚きのデータでした。
この調査は、”全国の20歳以上の証券保有者を対象”としているため、全人口としてならすとかなりデータが変わってくる可能性があります。
それが、さらに相関関係を強くするものなのかどうかはわかりませんが、金融への知識をつけることの重要性は説明できそうでうす。
平均年収が上がることもさることながら、給与所得累進課税と株式投資への税の違いによる、手残り金の違いも無視できません。
私たち医師は、30〜40%の税金が発生している人も少なからず存在します。(むしろ多い?)
株式投資にかかる税は約20%と、このレベルに達する人間からすると、安価と言えます。
金融の知識をつけることがない日本の教育
日本の教育現場では、金融に関する知識をつける場面は極めて少ないと言わざるを得ません。
私は、小学校から高校までそのような教育を受けた覚えはありませんし、大学も医学部でしたので全く触れ合う機会がありませんでした。
上記サイトに、どのような問題で金融の知識を測ったのか提示されていました。
私は、なんとか全問正解できましたが、おそらく勉強する前だとチンプンカンプンです。
また、8割以上の人が金融に関する教育を受けた経験はないというのが日本の現状です。
まとめ
今回の結果からも、金融知識をつけることの重要性を再認しました。
”知は財なり”とは、まさにこのことです。
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