お仕事整形外科医です。
2020年4月からの介護保険料値上げニュースをうけて、SNSがザワついています。
https://twitter.com/eden_0202/status/1230245942458118145
もはや、増税・保険料の増加に支える側の世代は寛容になれません。
正直医師である私も、寛容になれなくなってきています。
日本の超高齢社会・人口減少・GDP低下・消費低下・増税の負のスパイラルによる若年世代への負担の増加が限界を迎えてきているようにも感じ、高齢世代を敵視するような論調まで見られてきています。
以前ほど、「高齢」というだけで敬えない
高齢者を支える世代が多かった、一昔前は「高齢者は敬いなさい」が基本でした。
しかし、今は、
- 高齢者の絶対数の増加
- 高齢者にも多様な人がいるという情報が拡散されやすくなった
- 若年世代が社会保障費に苦しめられている
医療現場から見た、虚しさ
これだけ、みんなで支えよう!といって、社会保障費をみんなで担い・痛みを分け合っているというのに、高齢者の中には落胆してしまうような行動や言動が見られる人もおられます。
- もらった薬を、勝手に人にあげてしまう
- 余った薬を捨ててしまう
- 医療者依存が強く、自己リハなど指導したことは全くしない
- 悲観的な発言ばかりする
しかし、支え手側からすると、税金という形で金銭面を支え、仕事も医師としてなんとか目の前の患者さんを良くしようと尽力しているにもかかわらず、このような状況ばかり目にすると、辛いおもいを抱えてしまう青黄色ときもあります。
まとめ
時代が変革した今は、支える側も変化する(増税含め)必要がありますが、支えられる側にも変化を求められる社会になってきているとも言えます。
もちろん、社会がどうしても助けが必要な人を支える仕組み自体を否定するものではありません。
素晴らしい仕組みであり、持続させるべきです。(一方、必ずしも支えが必要でない人が、搾取的に支えられているのは大反対です)
ですが、「みんなで社会保障制度を支える!」のであれば、支えられる側も、「みんな」に含まれているということは訴えたいと思います。
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