- 人は、誰もが話を聞いて欲しい存在
- 聞き方を変えるだけで、必要とされる人間になれる
- 話しが上手くないと思う人も、聞き方を変えるだけでコミュニケーションが一変する
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時間がない、特にせっかちな整形外科医にはおすすめの本
医師は、普段から人の痛みや辛さを限られた時間の中で聞いて、次の行動に移すという行為をしていると、本当に人の話を聞かなくなります。
もちろんこちらとしては聞いているつもりでも、患者さんは医師の前では半分も言いたいことが言えないと言うデータがあるほど、話せていません。
患者さん側にも原因があるときもありますが、医師側、つまり聞き手側にも問題がある場合も多々あると思います。
すくなくとも仕事とプライベートは分けて話を聞かないと、自分にとって大切な人からも信頼されない事案が発生しかねません。
「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」「相談してくれたらよかったのに!!」という状況を大切な人との間には作りたくないものです。
また、大切な人からは、「この人になら安心して話ができるな」って思ってもらいたいのは当然だと思います。
私は、もともとせっかちな上に、仕事の流れを一部プライベートに持ち込んでしまう悪い癖があります。
そのため、話の中で結論を急いだり、話の途中で否定したりなど、聞き方が非常に悪いと感じていました。
なぜ聞き方が大切か?
子供や家族、恋人など、大切な人から頼りにしてもらいたい、その人のためになりたいと思うのは、人間の欲求です。
「嫌われる勇気」でも、「幸福とは貢献感」と説明しています。
確かに、よく世界的な大金持ちは寄付やボランティアをするなど、誰かに無償で貢献しようとする流れをみます。
いくらお金を稼いでも、『誰かのために何かをする』というのは、その人の幸せにつながっているんだなぁと感じさせられます。
私たち医師は、残念ながら上手くいくのが当然、さらに時間のない中でたくさんの患者さんをみる中で、貢献感を感じにくい仕事でもあります。
その点を含めると、少なくとも自分が大切にしている周囲の人間に頼りにされて、貢献し、幸福感を得たいという欲求が生じるのも理解していただけるとかと思います。
そのためにも、まずは、その人たちのコミュニケーションをいかに円滑にするか?聞き方をいかに工夫するか?ということは大切なスキルです。
今回よんだ、「人は聞き方が9割」では、このスキルの必要性、テクニックについて詳しく説明があります。
- 人は話を聞いて欲しい生き物
- 肯定の場所にする、リアクションは大事。相手に安心感を与えることが重要
- 相手を否定するのではなく、価値観の違いを理解する
ごく一部の抜粋ですが、本書ではさらに細かくどうすれば良いか?が記載されています。
後半はやや間伸び感があるものの、非常にためになった本でした。
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