子育てに対する社会の目はここ10年くらいで大きく変わりました。
父親も家事育児に参加するものという風潮は、核家族化・男女平等・女性の社会進出などを背景に当然のものと思います。
私の世代から10個くらい上になると、まだまだ、「男は仕事!」「女は家庭!!」っていう、「前時代磯野家風味、パワハラマシマシセット」の方がたくさんおられました。
「奥さんは、精神的にアレなの?」
子供の風呂入れや、寝かしつけのために飲み会になかなかいけない、わたくしを気遣って(??)かけてくださいましたお言葉です。
このお言葉をかけてくださいました先輩からすると、「妻がメンタル的にやられていない限り、こんなに父親が家事育児をする必要があるのか?」っておもった、率直なご意見だと思います。
人の家の妻に対して、「精神的に・・・」的な発言をされること自体もどうかと思いますが、やはり前時代の方からすると率直な疑問だったのかもしれません。
「奥さんは、なにしてるの?」
これも、私が寝かしつけや朝食の準備をしていることを伝えた際に言われた言葉です。
ご自身の奥様がご自宅で何をしているかも知らないくらいの人なんだと思いますが、このような言葉は、パワハラマシマシ上司からは本人からなんの悪気もなくホイホイ出てきます。
家事や育児は参加しないと、実際にどういった仕事があるのかもわかりません。これについては、どんな仕事でもそうですが見える部分と見えない部分がありますし、興味をもって体験しないとわからない部分があります。
このご意見をいただいた時点で、「アレな人認定」がされてしまうと言うことです。
まだまだ対応できない医療業界
医療業界は、みなさんもお気づきのように、業務時間・内容のブラックさ、パワハラ、モラハラ、セクハラなどなど、他の業界からは隔離されているような世界です。
これを変えていくには、アレな人たちのご意見をうまく丸めながら、自分たちの後輩には同じ思いをさせてはいけないという心持ちが必要になります。
なぜか、医療のこういったところに光が当たりにくいのですが、今後医師の増員とともに若手の先生方はさらに増えてくると思われますので、「すこしでも居心地のいい業界になればいいなぁ」と、対して何もできないのに思っています。
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