お仕事整形外科医です。
都心のマンションは医師にとって住居としても投資先としても非常に有名です。
当直明けや、お休みの日に勝手に医師の携帯電話番号に営業をかけてくるマンション屋さんには悲報になりますが、マンション販売が新型コロナ禍でゆっくりと終わりを迎えています。
New post ☆ 【悲報】大家さん、悲鳴を上げる「解約ラッシュが止まらない」https://t.co/w1eUMtx37P
— choco (@chocochoco0202) November 9, 2020
- マンション投資は、もはやオワコン?
- それでも作り続ける理由
- 医師には、必ずしもマンション投資は必要ない
マンション販売の実態
不動産経済研究所の報告によると、首都圏における今年の1月から6月の新築マンション発売戸数は前年比44.2%減の7497戸でした。
このデータは1973年の調査開始後、過去最低となっています。
そもそも、マンション投資はかねてより「バブル状態」が指摘されており、いつか価格が暴落するか?という状況でした。
日本のバブルと言われた1990年の最高平均価格を上回る状況がつづいており、この時期に高値掴みした人には、今後どのような結末が待っているのか、心配になるレベルです。
新型コロナウイルスとマンション
コロナ禍におけるマンションの状態は?というと、
- 在宅時間が長くなり、隣近所が日中にいる生活音が気になるようになった
- エレベーターで密状態
- 自慢の共有スペース(ジムやサロンなど)の利用停止
など、あえてマンションを選ぶ理由が激減しています。
投資としてのマンションは?
投資先としても、マンションの魅力は減っています。
もちろん、「自分には才能があるから、大きく借金してでも、大きく稼ごう!」とおもうならアリかもしれませんが、なけなしの金で、家族の反対を押し切って(もしくは内緒にして)やることではありません。
マンション投資も、REITや個人投資家があつまって行うクラウドファンディング事業もあり、借金なし、銀行借入や登記など面倒な手続きなしでも不動産投資並みの利回りが期待できるようになっています。
リスクも分散可能です。自分によほどの才能があると思っている、または、実際にある猛者の方以外は、現物マンション投資はやめておいた方がいいように思います。
また、以前からお話ししていますが、マンション投資は、不労所得にはなりにくい側面があります。
管理、修繕、空室対応など仕事がたくさんあり、これら全てを外注すると、銀行借入によるリスクと得られるメリットのバランスが悪くなります。
このリスクを低減するには、多数の不動産物件を手にする他なく、借入は増額されていくというループに入ります。
成功者のループであればいいのですが、敗者のループに入っている人は目も当てられません。
銀行からの融資が引けなくなった時に詰んでしまうという脆弱状態になります。
医師に不動産投資は必要?
これは前提条件いよって答えが異なります。
私のような、派手な生活はせず、節約しながらペーパーアセットメントをこつこつ購入し、将来不労所得で生活できるようになりたいと思っているくらいの人間であれば、不要です。
そもそも、世の中のサラリーマン投資家がマンション投資に手を出すのは、銀行からの融資をひいて、自己資産を短期で大きくする目的があります。
これは、完全な不労所得を得るための種銭を、給与所得からのみではつくれないために、不動産をいわば踏み台のように利用している人のやることです。(もちろん、この目的のみではないため、全員ではありませんよ)
医師は、もともと給与水準が高く、贅沢な生活をしなければ不労所得形成のための種銭は十分確保できますから(時間はかかりますが)、必ずしもリスクをおかして不動産投資をする必要はないとも言えます。
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