『後悔しない家づくり』は存在しない。

家ネタが続きます。

広告などで、『失敗しないためのマイホーム!』、『一生の買い物!後悔しないマイホーム!』と、うたい、セミナーへ誘導、特定の住宅メーカーに誘導という流れを、よくを見ます。

このような文句が有効な理由は、

  • マイホームが高価な買い物であり、一般的に生涯に1回
  • 価格帯が適切かどうかがわからない
  • 建築は専門性が高く、内容が不透明
という、点にあると考えられます。

しかし、家を建てた人からすると、このような「うたい文句」に飛びつく人ほど、後悔すると明言できる気がします。

価格帯はピンキリ

住宅の価格帯はピンキリです。住宅メーカーによっては、「後悔しないように」と、とにかくいいものを勧めて、利益を上乗せすることを好みます。

もちろん、あなたが日本有数の資産家であれば、お城のような立派なおうちを建てればいいと思いますが、そうでないのであればどこかで取捨選択をしなければいけなくなります。また、私のような一般勤務医・小金持ち程度の人間は給料いっぱいにローンを組んでお金の奴隷になることはお勧めできません。
【悲報】”『職業・医者』は一生安心”の終焉 自分で判断する以上、あれをこうすればよかったという気持ちになる可能性があることは確かです。

それを、後悔とするか?適切な判断とするかは、別ですが私の場合、勧められたものの中から以下のものを削りました。

  • 床暖房
  • 全館暖房
  • 無垢床
  • 正面扉のキーレスエントリー
  • カーポート
実際、住んでみて、つけとけばよかったと感じているのは、カーポートのみです。

ですが、私の場合、カーポートを完成見学会と交換条件に無料でつけてもらうことに成功しています。

私は、地方の工務店に建築していただいたのですが、ハウスメーカーや工務店は客の取り合いが激化しています。

地方でたまに見る、住宅展示場は、展示しているだけで年間1件の家が建つくらいのコストが生じるらしく、地方の工務店ではそれを賄う広告費を捻出できません。

つまり、完成見学会は、宣伝広告として大きな一手であると言えます。

カーポートはせいぜい100万以下で購入・取り付けできますので、お互いにwin-winになり得たということです。

そもそも、後悔したくないと強く感じる人の特徴

そもそも、後悔しない!という文言に惹かれる人は、”後悔しやすい人間”ではないかと考えています。

そのような人たちは、「一生の買い物だから」と、メーカーのカモになりやすく要注意です。

この場合の、唯一の対応は後悔しない家つくりは、ない!と割り切ることだと思います。

ライフスタイルは、今後変化していきます。今は、最適な家つくりをしても、「あのときにこうしておけばよかった」と感じることは必ずでてきます。

まとめ

後悔したくないなら、家を建てずに一生賃貸暮らしという手段もあります。

ご自身の性格やライフスタイルにった方法を、自分の判断で決めていくことをお勧めします。


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