先日こられた、60代くらいの腰痛の女性
別に、ぶつけてもないし、歩けるんだけど腰が痛い
とのこと。
症例の特徴
①前屈時の痛みがある
②仰臥位になれる
③叩打痛はない
④圧迫骨折の既往がある
診察医の心の中
①と④は怪しさ抜群
②と③からは、疑いにくい、圧迫骨折
とくに②はたしか、感度が高かったような。。
とにかく座位側面と臥位側面をくらべると
圧壊の所見が。。。
考察・まとめ
やっぱり④があるひとは積極的に疑ったほうがよさそうです。
ちなみに、疼痛部位からある程度予想は立ててレントゲン撮影してもいいですが
非臨床骨折を見つける場合には胸椎も必要になります。
骨粗鬆症のガイドライン上でも、腰椎のみでなく、胸椎の撮影も推奨しています。
意外と、胸椎後弯でフラットバックやスウェイバックのひと多いですからね。
引用 ; 無刀流整形外科医より
骨粗鬆症の診療は奥が深い。
潜在患者さんのおおさにも驚かされます。
骨粗鬆症は、高血圧や高コレステロール血症と同じく
症状がないが故に、放置されがち。
生命予後にも関わる治療介入ですので、
ぜひ興味を持って挑んでください。
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