UKAの適応(日本整形外科雑誌より)

日本整形外科学会雑誌からUKAの適応についての記事を見つけました。

管理人のUKA適応

実は、私はほとんどしません。

理由は、

・ご高齢者では外側コンパートメント障害や内反の大きさから全置換になることが多い
・内側コンパートメントのみであれば骨きりでいけることがほとんど
・若年では、UKAは活動性と長期成績を考慮して骨きりをする。

なので、逆にUKAの適応に非常に厳しいのです。

日本整形外科学会雑誌での記載

PF関節症は、レントゲン上のもののみであればしてもOK
外側facetの関節裂隙消失例は階段昇降が困難になる例があり、UKAはやめとけ
膝蓋骨が亜脱臼しているものもUKAでは下肢機能が低い傾向にある


→そうそう。そう思います。
外側は、骨棘のみ出れば適応あり
変形の程度(下肢アライメントによる適応の是非)はあいまい。


→変形の程度による適応の違いがあいまいなんて、、信じられない。。

UKAは高度の肥満は避ける


→骨きりも同じ

60-70代は骨きりを優先


→こうなると、ほとんどUKAの適応のがいなくないか?

%MAが術後に50%以上にならないようにする
でも、20%未満は再置換になる


→UKAの手術で術中に下肢アライメント評価している人ほぼ見たことないです

 最近はmobileとか座ってやってるし。。。

 ってか、逆にUKAのアライメント評価を非荷重、麻酔下で、しかも、イメージ見ずにできる人はすごい!!

まとめ

でも、たしかに、短期の切れ味はUKAはあります!
それは間違いなくメリットがある部分。

・超高齢者で、数日も免荷したくない。
・内側OA・アライメント変化なし。
・合併症があり、さっと手術したい(術者によるが)

この記事を読んで、
ざっと、こんなとこに落ち着きました。




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