お仕事整形外科医です。
今よりもっと若手の頃は、とにかく気になった学会には全て入ってみよう!と、今では考えられないような思想を持っていました。
実際に、一番入っていた時で10学会・研究会に所属していたため、それぞれ年会費が1万円としても年間10万円支払っていたのかとゾッとしています。
結婚、育児を経験すると、一人の時よりも圧倒的に自由に使えるお金が少ないことに気がつきます。
- お金に関する決定権を有する人が増える
- 育児に関しておいくらかかのるか、不透明(我が子よ、私立かい?公立かい?)
- 住宅ローン・保険など固定費が増える
我々医師は、まだいい方かもしれませんが、それでもいらないものは削ったほうが賢明です。
学会断捨離の選定基準をお伝えします。
学会誌に目も通さない学会はやめる
学会からは定期的に、学会誌が届きます。
私の職場にも、全く目を通さずにそのままゴミ箱へ投下されているものが見られます。
こういう系の学会はすぐ辞めるべきです。
と言いつつも、雑誌を見ない性格の方などの場合には、一概に言えませんが、その学会の分野を勉強する気もなく雑誌が送られてきているのであれば、自分にとってのコア学会でなかれば、本当に必要かは見直してもいいかもしれません。
私の場合は、日本整形外科学会がコアになります。
雑誌は読んでいることが多いですが、もっと若手の頃は忙しすぎてそのままゴミ箱投下していたこともありました。
コア学会はやめないほうがいいです。というか、雑誌に目を通したほうがいいです。
いつかいるかも?という学会認定医は、必要になってからでもいいかも?
近年の学会は、付加価値として「〜学会認定医」という肩書を作りたがります。
学会側としては認定医を増やせば、更新に必要な単位取得料や、更新料を定額課金的に授受できるためとても美味しい仕組みになっています。
ですが、持っていても仕方ない肩書や、将来いつかいるかも?という程度の肩書なら、これもコア学会のものでなければ辞めることも一考するべきです。
日本では、認定医がないとできない医療処置は少ないため絶対的に必要なものは専門医ではないかと思います。
もっと言うと、同じ観点から専門医すらいらないのではないかという意見もあります。
【キャリア】専門医の必要性とキャリア
先輩Drの中には、たくさん肩書をとったわいいが、「維持」が難しく”いつの間にか失効状態になっている”人も散見されました。
何度か自分で就活をした経験からも、整形外科専門医以外の肩書が就活に有利と感じたことはなく、認定医・所属学会は、むしろ就職してから聞かれることのほうが多いように感じます。
まとめ
他人様のキャリア選択をどうこう言うつもりはありませんが、不要な学会は脱会するべきです。
私はこれまで10近い学会を脱退し、年間8万円程度削減しています。
年間8万円も税引き後の収入から捻出しているため、貴重ですし、これが数年単位になると大きな差です。
だらだらと入っていて、口座からお金をもっていくだけの学会がないか、チェックすることは重要です。
コメントをどうぞ